ハンバーガーが大好き!おいしいハンバーガーが食べたい!
…でも美しく痩せたい!お腹のお肉が気になる!これ以上太りたくない!
という方が多くいらっしゃいます。
カロリーが高くダイエットには向かないイメージのあるハンバーガーですが、決してそんなことはありません。
ダイエット中に率先して食べたいヘルシーハンバーガーと、ダイエット中には控えたほうが良いアンヘルシーハンバーガーの見分け方について、現役管理栄養士がプロ目線で解説いたします。
どうすれば痩せられる?
人は、消費エネルギー(動く量)>摂取エネルギー(食べる量)の時に痩せ、消費エネルギー(動く量)<摂取エネルギー(食べる量)の時に太ります。
ですが、痩せるために食べる量をやみくもに減らしてしまうと、脂肪だけでなく筋肉まで落ち、皮膚はたるみ、やつれて見えたり老けて見えたり、度が過ぎると健康を害してしまいます。
適度に引き締まり筋肉の付いた健康的で魅力的なカラダを作るためには、極端なダイエットや、短期間に大幅に減量することはおすすめできません。
毎日バランスの摂れた食事と適度な運動の継続が必要です。
具体的に言うと、毎日個人の運動量に見合ったエネルギーを摂り、30分以上の運動をすることで、余分な体脂肪のない適度な筋肉の付いた健康的で魅力的なカラダに近づくことができます。
個人の運動量に見合った推定エネルギー必要量は以下の通りです。(日本人の食事摂取基準(2015年版)より抜粋)
推定エネルギー必要量(kcal/日)
性別 | 男性 | 女性 | ||||
身体活動レベル | Ⅰ(低い) | Ⅱ(普通) | Ⅲ(高い) | Ⅰ(低い) | Ⅱ(普通) | Ⅲ(高い) |
18~29歳 | 2,300 | 2,650 | 3,050 | 1,650 | 1,950 | 2,200 |
30~49歳 | 2,300 | 2,650 | 3,050 | 1,750 | 2,000 | 2,300 |
50~69歳 | 2,100 | 2,450 | 2,800 | 1,650 | 1,900 | 2,200 |
70歳以上 | 1,850 | 2,200 | 2,500 | 1,500 | 1,750 | 2,000 |
※身体活動レベル
Ⅰ…生活の大半が座位で静的な活動が中心の場合
Ⅱ…座位中心の仕事だが職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買い物・家事軽いスポーツ等のいずれかを含む場合
Ⅲ…移動や立位の多い仕事への従事者、あるいはスポーツなど余暇における活発な運動習慣を持っている場合
食事は1日3食で上記の推定エネルギー必要量を補うようにすると健康的なダイエットができます。
1食あたりはだいたい500~1,000kcal程度となるでしょうか。
では、ハンバーガー好きでダイエットを志す皆さんはどんなハンバーガーを選ぶと、余分な体脂肪のない適度な筋肉の付いた健康的で魅力的なカラダに近づくことができるでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
ダイエット中に最適!ヘルシーハンバーガーの見分け方
ダイエット中に積極的に摂りたい栄養素はビタミン・ミネラル・食物繊維です。
それらを積極的に摂ることで、腸内環境は整えられ脂質代謝は亢進し、体脂肪の少ないカラダを作ることができます。
ビタミン・ミネラル・食物繊維が多く含まれる食材と言えば、野菜・きのこ・海藻・大豆などです。
それらの食材がハンバーガーにどれくらい入っているかを検討することで、ダイエットに最適なヘルシーハンバーガーを見分けることができます。
極端な例ですが、最近は健康志向・ヘルシー志向が高まっていますので、パティの代わりにジャンボマッシュルームを使用したハンバーガーを提供する店舗もあります。
チェーン店ではモスバーガーにあるバンズにレタスを使用した「菜摘シリーズ」や、パティにお肉ではなく大豆のハンバーグを使用した「ソイシリーズ」などがダイエットに最適なヘルシーハンバーガーです。
菜摘シリーズは糖質を制限したい方向けのハンバーガーでエネルギーは1個当たり150~250kcal、ソイシリーズは脂質を制限したい方向けのハンバーガーでエネルギーは1個当たり250~370kcalです。
モスバーガーの他のハンバーガーは300~600kcalです。
ダイエット中には避けたい!アンヘルシーハンバーガーの見分け方
ダイエット中に避けたほうが良い栄養素は脂質です。
たんぱく質・炭水化物は1gあたり4kcalですが、脂質は1g当たり9kcalと他の栄養素の2倍以上のエネルギーを含みます。
ですので、脂質を抑えることで効率よく摂取エネルギーを減らすことができ、効率の良いダイエットができます。
脂質の多く含まれる食材と言えば、揚げもの・マヨネーズ・チーズ・脂身の多い肉・ベーコン・ナッツなどです。
それらの食材がハンバーガーにどれくらい入っているかを検討することで、ダイエットに不向きなアンヘルシーハンバーガーを見分けることができます。
チーズバーガーや、ベーコンやフライ系の肉を挟んだハンバーガーは避けたほうが無難と言えます。
ダイエット中でもハンバーガーをめしあがれ
急激なダイエットは体調を崩しやすく、リバウンドもしやすくなるので、ダイエットは長期戦にすることがおすすめです。
長期戦になるほど、好きな食べ物を我慢するのはつらくなります。
大好きなハンバーガーを食べることをやめるのではなく、ダイエット中でも安心して食べられるヘルシーハンバーガーを見分け、長期戦のダイエットをおいしく楽しく乗り切りましょう。
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